地球環境問題の背景
地球環境問題の背景を分類すると、2つに分けることができます。
1)先進国の経済水準の向上に起因するもの
2)発展途上国のかかえる問題に起因するもの
この2つです。
2度にわたる石油ショックの後遺症から脱した1983年以降、世界の景気は、実質で年率3%をこえる拡大をつづけています。
この景気のスピードは、あたかも3~4年で日本級の経済規模の国がひとつずつ追加されているのに相当します。
先進国を中心にした世界の経済活動の水準が、このように長期にわたって高まってきたことが、資源やエネルギーの大量消費という結果をうんだのです。
生産や流通、あるいはサービス活動が活発化すれば、それに比例して燃料などのエネルギー消費が増大するのは当然のことですよね。
世界全体の商業エネルギーの消費量は、戦後の1950年から85年までの35年間だけでも、3.7倍にふえているのです。
もともと先進国は、エネルギー供給源として石油などの化石燃料に大きく依存しています。
しかも、第二次石油ショックのあと、石油市況が軟化したことも、化石燃料の消費の増加に拍車をかけました。
